Forever

アスベストに侵された父との闘病日記。家族の絆とは・・・。
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リクライニングチェアでの散歩
リクライニングチェアでの散歩

午前0時50分、体温38.2度。座薬をして、水枕をする。おしっこが出る。
午前1時40分、体温37.7度。

午前4時、ナースと2人で父の着替えをする。裸にした父の姿を見て、かなり痩せているのに驚いた。また、全く目を覚まさないことにも驚いた。寝ているので細くても、体がとても重く着替えさせるのに時間がかかった。もうこのまま起きないのではないかと不安がよぎった。

午前5時、少しイビキが落ち着いた。
午前6時40分、「助かったのか?」との第一声で目を覚ました。どうやら夢の中で戦っていた様子。父の声が聞けてよかった・・・。
午前7時15分、やっとお目覚め。そして「おしっこがしたい」と言うので尿器を持っていくと、「何だそれ!立ってするんだ!」と言う。だから・・・、と説明すると何とか納得してくれた。少しずつ、現実とズレが生じるのは末期症状の一つのようだ。

午前7時半、朝食。おかゆ、味噌汁、キュウリ漬、ゆで卵、牛乳1本を少しずつ食べた。全て母が口に運んだので比較的たくさん食べれた。

午前8時、薬を飲む。
午前9時、髭剃りと歯磨きをしてあげる。
午後12時20分、昼食。大好物のあわびの刺身とスイカを食べる。スイカは小さく切り「スイカはこうでなくっちゃ」と自分で持ち、かぶって食べた父。その様子は、まるで元気な時の父そのものだ。

夢の中で『ママ、好き』、『えみや妹の切ったスイカは最高』、『外に出たい』、『新聞は?』など色々なことを話す。
午後1時、家族4人で散歩へ出かけた。座るのも難しくなりリクライニングチェアでの散歩。ポカポカして気持ちいいのかほとんど夢の中の父。

午後2時40分、売店で買った『ソーダアイス』を持って帰ると1本ペロリと食べてくれた。私達にも「食べる?」と差し出す。いつもそうだった。決して1人では食べず、美味しいものは特にみんなで食べようとしてくれた優しい父。

午後4時、心電図をとった。
| emi | - | 13:46 | comments(0) | trackbacks(0) |









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